他のスポーツや格闘技でもそうだけど指導者、先生は必要だと思う。
初心者には当たり前だが上級者にも先生は必要だ。
私の師はレオジーニョそして弟のヒカウジーニョ。
試合に出るわけではないし、直接教わることも減ったが師の存在は大きい。
師は暗闇の中で遠くにある光だと思う。
その方向に行けば道から外れない。
これだけ技術が氾濫しいろいろなスタイルがあるのだから迷っても仕方ない。
あっちの技を取り入れてこっちの技を取り入れてとなるとまとまりのつかない柔術になってしまう。
自分独自のスタイルを完成させるのはかなり難しいことであると思う。
特に動画を見ている人はいろんな技をやりたがるからまとまりがつかない。
しっかりした先生がいれば迷わずに済む。
何もわからない状況でも、技がありすぎる状況でも師は正しい道に導いてくれる。
結局は先生がいると迷うことなく最短で強くなれるということだ。
昔JFTというチームをやっていた。
強い選手を集めて練習会を週3回ほどやっていた。
先生はいなかった。
若い子には我々が先生となり学ぶことが多く良い機会になったと思うが色々な育ち方をした者同士が集まるわけだから統一したスタイルもなく進む方向性が見えなかった。
少しは強くなったとは思うがそもそも持っていたレオジーニョ スタイルを崩してしまった気がする。
レオジーニョにも裏切り行為になってしまった。
若気の至りとして勘弁してほしい。
また、柔術は初めて習った先生のスタイルがどうしても身についてしまう。
青帯や紫になり憧れの先生の元に移籍してもなかなかそこのスタイルに馴染めない。
上手く元のスタイルと移籍先のスタイルをアレンジできれば強くなると思うがこれはなかなか難しい。
私の今までの経験上、移籍組はCHECKMATのスタイルに馴染めず辞めていく方が多い。
難しい話だが柔術を始める前にしっかりした先生を見つけるべきだ。
私はブラジルに行くにあたり、少ない情報量の中でアリアンスを探した。
その時のクラスの先生だったレオジーニョ に今もついている。
先生は道しるべだ。
間違った方向にいかず、正しい道を歩ませてくれるから最短で強くなれる。
3年かけて良師を探せ
というが三年もかけなくても今はネットがあるからすぐに見つかると思うけど選ぶことは大切だ。