レアンドロ・ロが銃で撃たれてなくなったそうです。
柔術界に深い悲しみが広がっています。
CHECKMATチームも仲が良かったブシェッシャだけでなく、多くのトップファイター、先生方が悲しみのコメントを寄せています。
御冥福ををお祈りいたします。
私もサンパウロ で修行した際に数回銃を目撃しました。
私の友人のブラジル人と夜バーに遊びに行った時の話。
酔っていた友達はナンパをしたのですがその彼女の彼氏が出てきて口論に
こちらは柔術家なので引きはしません。
そうすると相手が銃を抜いて頭に突きつけました。
慌てて仲間とその友達を担いで走って逃げました。
多分、こんなことは日常茶飯事なのだと思います。
喧嘩に負けて銃を持って戻ってくるというのはブラジルではあるあるなのだとカポエイラインストラクター湖太郎先生が言っていました。
喧嘩や殺人が日常的にそれも身近に起きる国、それがブラジルなのです。
私はブラジルで夜の道を歩く時は全身の感覚を研ぎ澄ませて、まるで後ろに目がついていると思うくらいに気を張って歩いていました。
こういう場所でこういう経験をしないと目覚めない感覚があるのです。
それは多分、柔術にも生かされています。
だからブラジル人は強いのではないかと思います。
しかしながらいくら強くても銃には勝てません。
それを今回は改めてそう思いました。
また、もしグレイシー一族がこの場にいたらどうしたのだろうと考えてしまいます。セルフディフェンスは生かされるのだろうか?不謹慎ですが。
この治安の悪いブラジルが産んだ格闘技が柔術です。しかしその世界チャンピオンが今回殺されたわけです。
複雑な気持ちと悲しさが残ります。