私の教え子。元修斗ウェルター級チャンピオン、元UFCファイターの弘中がこんなツイートをしてました。
選手がプロなので移籍の際には話し合いは必要なのかもしれませんが
柔術界では移籍が普通になっているのでこれを読んだ時、こう言うことが報告できるのは素晴らしいと思ってしまいました。
移籍されるのは悲しい
コロナ禍に入り、CHECKMAT TOKYOでは感染防止のためスパーリングはもちろん組み合う技術練習さえも控えていました。
他のジムでは普通に練習しているところもあり、そちらに移籍した人も多かったのです。
コロナに関しては人それぞれ考え方も違うので仕方ありませんが、今まで一緒に練習してきた方が他のジムに行くのは大変悲しいことでした。
自由
柔術はアマチュア、趣味、習い事なのでプロのような契約はありません。
合わなければ移籍も自由ですし、何の縛りもありません。
しかし心情的には簡単に割り切れることではありません。
先生方はひとりひとりの会員さんを強くするために頑張っています。
柔術は個人競技ですがチームで練習してチームで試合に出ます。
ひとりひとりに勝ってもらうために必死で教え、勝てば共に喜び、負ければ共に落ち込みます。
それは練習仲間も同じです。
一緒に練習してきた仲間がある日突然いなくなり、気がついたら他のチームで練習していたなんて悲し過ぎます。
移籍の挨拶もない方もいますから人間不信になります!!
敵!!
日本では柔術をやってる人はみんな仲間というイメージを持つ人が多いと思いますがブラジルでは他のチームは敵です。
交流もほとんどなければ一緒に練習することもありません。
移籍は敵になることなんです。
柔術は護身術やバートゥード(MMAよりも禁止技を無くしたルール.ほぼ喧嘩)の側面もあります。
敵対したチーム同士がバーリトゥードで戦ったり、ストリートファイトや襲われたりとヤクザのような抗争を繰り返してきた歴史もあります。
だから移籍して敵になった人に対してクレオンチ(裏切り者)という言葉を使ったのです。
また、アリアンスで練習しているときに他のアカデミーから練習に来ていた方がいました。ファビオ・グージェウはその選手の先生に電話して確認をとっていました。
そのくらい移籍には敏感なのです。もめごとの原因になりかねないからです。
簡単に移籍できないのがブラジルの柔術界です。
日本にはそのような歴史はありませんし、柔道界を模範にしている節があり、出稽古や移籍が比較的簡単にできます。
習い事として捉えるならそれもありだと思います。
しかし仲間がいなくなり、敵になるのは悲しいことです。
自分に合う道場!!
柔術はどこの道場で習っても同じではありません。
道場によって技術も違いますし、考え方も違います。
柔道のように一つではないのです。
また合う合わないは誰でもあるものです。
だから仕方ありません。
一緒に練習してきた仲間が敵になるのも裏切り者と呼ばれるのもお互いに悲しいことです。
だから入会する前に長く続けられるよう自分に合う道場をしっかり調べて入会するべきだと思います。
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