昨日の初心者クラスはクリスマスイブということもあり2人。
2人とも以前試合に出てみたいと言っていたので、試合用の練習をしました。
私のイメージでは軽くやらせたつもりですが相当きつかったようです。
50分クラスが30分で終わってしまいました。
勘違い
白帯さんが勘違いしてはいけないのは、
柔術は誰でも強くなる!!
という謳い文句です。
もちろんcheckmat tokyoも宣伝するときはこの文句を毎回使っています。
嘘ではありません。これをみたらみんな最強になれると思いますよね。
これには正解と不正解があります。
1年もみっちりやればど素人を簡単にボコれるくらいの強さを身につけることができます。
あなたもど素人だったわけですからだいぶ強くなっていますよね。
だからこれに関しては正解です。
しかし、柔術の試合で勝つのは全く意味が違うのです。
なぜなら相手も柔術を学んでいるからです。
あなたが強くなったように相手もまた強くなっているのです。
では試合で勝つためにはどうしたら・・・
勝つ!!
試合で勝ちたかったら!!
テクニックの数は相手とそれほど変わりらないと思います。
しかし技を多くしても精度が全て低いのでただの取っ組み合いになってしまうかもしれません。
一つでも二つでも技の精度を高めていくのが勝つには重要だと思います。
また技術よりも体力、フィジカルの方が重要です。
試合はお互いに必死に戦います。
腕がパンパンになり、すぐに息が上がります。
例えばタックルで倒したらそれだけで疲れますし、もし切られたらもっと疲れます。
これを数回繰り返す感じです。
ブレイキングダウンを見たことありますか?たった1分なのに疲れてますよね。
あれを5分やる感じですよ!!
私はプロ修斗を経験しているので柔術の初めての試合では大丈夫でしたが、はじめてのアマ修斗はえらい疲れたのを覚えています。
プロを目指して練習していても疲れるのですから、趣味の方はどれくらいしんどいかわかりますよね。
白帯の試合では柔道、レスリング、MMA経験者は参加できませんが、プロボクサー、プロキックボクサー、サッカー経験者や中には甲子園経験者なんかもいるかもしれません。
体力的に言えばもうプロと変わらない体力の人と試合をしなくてはならないかもしれないのです。
テクニックが少ない中、お互いフルパワーで戦うのです。相手はプロ並みの体力があるかもしれなません。
勝ちたいのであればそれなりの練習をしていかなければならないとわかりますよね!!
これはマスターでも同じです。マスターの人の方が色々なスポーツ経験者が多いですから試合に勝つならそれなりの練習をしなければなりません。
魔法ではない!!
柔術は試合に出ない趣味の方でも十分楽しめますから試合ありきではありません。
試合は誰でも出れます。受け身とタップができれば明日にでも出れますが勝つのは相手以上の練習をしなくてはいけません。
誰でも強くなれるのが柔術ですが魔法ではありません!!他のスポーツ同様試合で相手に勝つにはそれなりの練習が必要です。