舐められないため、毎回が戦いでした!!
毎回バチバチでした!!
私が初めて日本で指導し始めたのは青帯の時です。
今だったら
お前なんざがまだ早いわ!!
となるのですが、その当時は中井会長も紫帯でしたから勘弁してください。
指導し始めたのは良いのですが、その当時は
グレイシー柔術は何もんだ!!
今のようにブラジリアン柔術が世界に広がり、認知されてはいない時代。
よく思ってない人もたくさんいたんです。
だから腕試しやバカにしてきたやつも多かった。
初めてのスパーリングで私に極められて、おかしいなと首を傾げる人も数人いました。
明らかに習いにきている態度ではない人が結構いたのです。
だから毎回が戦いでした。
ブラジルで修行してきたと言ってもまだ青帯でした。
正直、柔道やレスリング、MMAの強い人には敵いません。
しかし、私が簡単にやられてしまうとブラジリアン柔術が舐められてしまいます。
それは避けたかった!!
毎日が戦いでした。
殺伐としていたと思います。
そんなわけですから、強い人間しか残りませんでした。
会員さんからは100人入って101人辞めると言った悪口も言われました。
その1人は誰やねん!!
しかし、今は格闘技経験者の入会をお断りしています。
その理由は舐めてくるとかではなく、長年やっていて気づいたのは
私の師匠レオジーニョ の動きを教えるには初心者の方が覚えやすいからです。
レオジーニョは独特なリズムなのでそのリズムを覚えるには経験者だと覚えられないからです。
その結果、予想していなかったことが起きました。
それはクラスが良い雰囲気になったのです。
初心者しかいないから私も戦う必要がなくなりました。
優しく教えています。
あちこちで
この技むずかしいな!!
とか
うまいですね!!
とか
これどうやるの?
なんて声が聞こえて会員さん同士の会話が生まれ良い雰囲気です。
あの頃なら、バチバチやっている横で初心者の会員さんは肩身の狭い思いをしていたはずです。
申し訳なかった。
今は会員さん同士の横の繋がりもできて、茶帯、紫の先輩たちもよく教えてくれるのですごく良い雰囲気になりました。
女性や中高生が体験に来てもすんなり輪に入っていけそうなクラスになりました。
初心者だけしか入会できないようにした時、周りの皆さんが心配してアドバイスをくれましたが、結果良かったのだな!!と思います。
初心者の方が楽しめるジム。
それが今の良い雰囲気につながっているのだと思います。
あとは人を増やすだけ!!