本日は自分勝手な練習をすると強くなれないというお話をします。
それはどういうことかというと・・・
団体競技
まず前提としてブラジリアン柔術は個人競技ですが団体競技と私は思っています。
仲間なしでは強くなれないからです。
ですから自分勝手なスパーリングをして練習仲間からスパーリングを断られるようになったら強くはなれないということです。
自分勝手な行為
自分勝手な行為とは
- 自分のやり方を通す
- 暴れん坊、壊し屋
- 興奮してしまう
- チーム以外のテクニックをやる
自分のやり方を通す
格闘技経験者は自分の技術、練習方法、自信を持っています。
それを押し通そうとする人は技を覚えません。
経験者でも素直に習おうとする人もいます。それでも癖が体に染みついているので直すのに苦労するのですが自分の方法を持っている人はなかなか覚えてくれません。
だから最初は強いのですが未経験者に追いつかれ、やがて負け始めてやめてしまう人も多くいます。
また格闘技経験がなくても自分の方法で強くなろうとする人もいます。
こういう人もどこかで壁にぶち当たります。
まずは自分のやり方はひとまず置いておきましょう。
上達の妨げになります。
特に特徴のあるスタイルの柔術はそのスタイルにすべて合わせていかないと覚えられません。
CHECKMATのレオジーニョのスタイルもそうです。
我を捨てすべてを学ぶつもりでやってください。
暴れん坊・壊し屋
自分勝手といえば相手を無視した勝てばよいという考えの暴れん坊、壊し屋ですね。
習ったテクニックを素直に使っていれば暴れる必要も相手を壊すこともありません。
ジムで習っていないことを試す、例えばYouTubeで見たテクニックを試したり以前習っていた格闘技の技を試したりすると合理的ではない可能性があるので怪我につながることがあります。
また逃げ方を知らないうちに強引に逃げたりすると危険な方向に逃げ、どちらかが怪我をすることがあります。
パスや極めでも同じです。合理性がない動きは危険です。
習ったテクニック以外をやるのは大変危険なんです。
習っていなかったら素直にやられる、タップするを徹底しましょう。
暴れても怪我をするだけでいいことはありません。
またテクニックを知った上での壊し屋は言語道断です。
そういう方は結局練習相手がいなくなり、柔術を去ることになると思います。
興奮してしまう
興奮してしまう人も自分勝手な動きをします。
我を忘れてやられない、もしくはやってやるということだけに集中してしまうからです。
負けず嫌いとかプライドが高いとかが原因かもしれません。
または恐怖心が先行して我を忘れてしまうのかもしれません。
興奮すると技が出ません。守るだけになったり無理やりな技をかけたりするので怪我も怖いですし技も覚えません。
落ち着いて習った技を試すことが重要です。
チーム以外のテクニックをやる
チームで習ったこと以外のことをやるのも自分勝手な行為です。
チームにはそのスタイルがあります。
そのスタイルに合う技なら良いですが合わなければスタイルを崩してしまいますし、リズムが崩れることで怪我にもつながります。
例えば不完全な技を強引にかければ危ないですよね。
そこに相手が習っていない知らない技をかければ受け身もできないかもしれません。
お互いが知っている技をタイミングよくかけることが一番安全です。
また出稽古や練習会などで他のチームと練習するのも自分勝手だと私は思います。
自分のチームのテクニックをわざわざ他のチームに教えているのですから。
あなたの持っているテクニックはチームで培ったものです。
動きの一つ一つがそのチームの技からできています。
スパーリングすることで相手のチームに技が盗まれているかもしれません。
試合ではあなたのチームメイトと出稽古先の選手が試合をするかもしれません。
もしあなたから盗んだテクニックを研究していてチームメイトが負けたらどうしますか？
あなたはスパイになります。
自分勝手な行為がチームに迷惑をかけることもあるということを知っておいた方がよいでしょう！！
素直に習うのが一番
柔術以外でもそうですが、物事を習うのには素直なのが一番です。
あなたの今まで培ってきた経験は何の役にも立ちませんし、かえって上達の妨げになります。
経験が生かされるのはある程度強くなってからです。
強くなりたかったら自分勝手なことはやめて素直に習いましょう！！
我々指導者は最短であなたに強くなってもらうための指導をしています。
自分で遠回りするのはもったいないことです。
素直に！！
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