カポエイラとは?

歴史

ブラジル発祥の格闘技カポエイラはその起源を16世紀にまでさかのぼるとされています。

当時アフリカからブラジルに連れてこられた黒人奴隷たちの間で生まれ、大きく3つの特徴があります。

 

1つ目はその足技の多さ

当時のアフリカの様々な地域の多様な格闘技がミックスされて出来上がったとされ、手・肘・膝・足・頭と全身の部位を使って戦いますが、中でもの足技がとても多彩で、カポエイラの美しさの大部分を担っています。

2つ目の特徴はその芸術性

楽器の演奏と歌の合唱の中で1対1で闘います。その起源には諸説ありますが、格闘技の鍛錬に音楽を取り込み、あくまで「踊り」として闘いの鍛錬をする事で支配者たちの目を誤魔化していたと言われています。

3つ目の特徴はゲーム性

カポエイラは格闘技であると同時に、相手との掛け合いを楽しむ「ゲーム」でもあります。格闘技というと痛かったり怪我をしたりするイメージがあるかもしれませんが、カポエイラではそんな事はありません。それぞれの年齢・体格・柔軟性・瞬発力、つまり自分のスペックに合わせて出来ることをする。相手に合わせて掛け合いのハーモニーを楽しむ一面もあります。

カポエイラの種類

カポエイラには大きく分けて「カポイエラ・ヘジオナウ」と「カポエイラ・ヂ・アンゴーラ」との2種類があります。ヘジオナウは比較的アップテンポで素早い攻撃とアクロバチックな動きを特徴とし、一方でアンゴーラはスローで変則的な動きを特徴としています。

カポエイラの技は非常に多様で、基本のステップとなるジンガの動き、攻撃技、場所移動の動き、避けの動き、美しい「魅せ技」があります。地面に手をついた状態での動きが多く、非常に動物的です。



一般的にヘジオナウのスタイルのカポエイラ団体では帯の制度を取り入れています。(当団体では全部で17段位)段位の名称や帯の色はそのグループによって多種多様で、同じ「師範」という名称でもその認定基準も大きく異なります。1年を通して上達の具合を見定め、生徒は先生が決めた色の帯を年に一度の昇段式で新しい段位の帯を授かります。

楽器

カポエイラの音楽には欠かせない楽器。カポエイラには打楽器と弦楽器があります。まずカポエイラで最も重要とされる楽器ベリンバウ。弦を長い棒で叩き、その音をヒョウタンに共鳴させます。他にもアタバキ、パンデイロ、アゴゴ、ヘコヘーコなど沢山の楽器を使います。

カポエイラの歌はその組手を盛り立てる重要な要素です。1人が歌い楽器と手拍子の皆がコーラスを全力で返します。そのエネルギーを受けて輪の中心で二人がjogo(組手)をするのです。歌には作者が不明なほど古いものもあれば、今でも日々新しいものが作られています。歌詞には暗い奴隷の歴史を嘆くもの、復讐を誓うもの、人生の教訓を説くもの、カポエイラの歴史を伝えるもの、擬音だけのもの、暗号のような歌詞で真意が不明なものなど、様々なものがあります。ベテランになると状況に応じて選曲が出来るようになります。

競技

基本的に勝敗はなく、攻撃を当てられても、床に転ばされてもカポエイラは終わりません。むしろ逆境でいかに立ち回るか、そこにカポエイラの面白みがあります。とはいえ、当団体でも74か国から15,000人が出場する世界大会が2年に一度開催され、そこでは採点基準なる者が決められています。

 

コミュニケーション

カポエイラは身体を使ってのコミュニケーションです。相手の動きを受けて自分も1手進める、そしてそれを受けて相手も1手進める。そのうち2手、3手先を読み合うようになります。そこに言葉のやり取りはなく、身体が言語になります。

こんな方のおすすめ

強くなりたい、表現力を身に付けたい、即興力を身に付けたい、協調性を身に付けたいそんな人はカポエイラから得るものが多いと思います。また絶大な尻トレ効果があります。(実証済み)

さあカポエイラを始めよう