コロナ過にならなければわからなかったことがたくさんある。
この人はこんな考えを持っていたのかとか、物事の本質なんかも今まで見えなかったことが見えてきたような気がする。
自分のこともそうだ。
平時の時には考えられない行動をしていることがある。
その中でも道場経営についてはいろいろ考えさせられる。
私のアカデミーは3回目の休館をしている。
今回に関しては給付金も出ない。
完全な赤字だ。このまま感染拡大が続けば閉館も考えねばならない。
閉館を考えるまでになっても道場は開けない。これだけ感染拡大してしまうと道場での感染対策が難しいからだ。
道場での感染はあってはならないことだと思っている。
割り切ってしまえば練習に来て感染するのは自己責任という考えもあるが、人を集めている以上、私の責任だと思っている。
道場で感染、会員さんが家族や会社、学校にうつす。中には中等症、重症になる方、後遺症の残る方も出てくるかもしれない。
また自分が罹患して妻や娘にうつしてしまうかもしれない。
そんなことを思うと道場経営よりうつった時のリスクの方が高いと思う。
ほかの道場を見れば普通にやっているところも多い、マスクもつけないところもある。
私も一瞬迷う。
やっても大丈夫なのかもしれない!!と
しかし、SNS上で感染者の状況や医師の投稿を見るとやってはいけないのだと現実に引き戻される。
空気感染、濃厚接触、感染力が強い、重症化しやすい、5000人を超える陽性者、若くても重症化する、子供も感染する、川崎病、後遺症などの文字を見るたびに練習は無理だと思う。
ワクチンが進み、こういった文字がSNS上から少なくなってきてから柔術をやるべきだと思う。