ブラジリアン柔術の帯制度は白、青、紫、茶、黒と5段階あります。

特徴的なのが帯の昇進です。

昇進審査はなく、先生の主観で帯が上がります。

試合は関係ない!!

試合で勝っても上がらない場合がありますし、試合に出なくても上がります。

私も青帯で世界3位になった時に上がると思っていたのですが上がりませんでした。

なぜなら技術がまだ紫には達していないとファビオが判断したからです。その時はなんで?と思いましたが今はわかります。

また、あのアンドレガウバオンも黒帯に上がるのに苦労してましたね。

彼の場合はテレレが黒帯ですぐに勝てるようにと厳しかったのだと思います。

また試合に出なくても帯は上がります。

ブラジルでも試合に出ない黒帯はたくさんいます。

厳しい!!

指導者としての私は本場の、そして世界一の柔術を見てきたので他のジムより帯に関して厳しいです。

10年以上、柔術をやっている人もCHECKMAT TOKYOには多いですが黒帯はなかなかあげまられません。

試合での結果も指導力も黒帯としての威厳も兼ね備えていないとあげることができないからです。

早くあげてもその人が黒帯になって苦労するだけですから。

試合の黒帯、指導者の黒帯

ブラジルでは試合で強い黒帯と指導ができる黒帯は違うと言っていました。

世界で活躍するくらい強ければ選手としての黒帯はあげられますがCHECKMAT TOKYOには世界を目指す人がいません。

だったら指導できる黒帯でなければいけません。

また威厳も必要です。

得意なものは教えられても基本を忘れていたり、下の帯に簡単にやられているようでは威厳がありません。

黒帯として

黒帯は世界中から黒帯として見られます。

特にCHECKMATは世界一になったこともあるチームです。

本部道場に行ったら周りが世界チャンピオンばかりということもあります。その中で黒帯として扱われるのです。

私でもそんな中に入ったらビビるくらいですから、中途半端な黒帯では恥ずかしくなってしまうでしよう!!

世界チャンピオンになれ!!とは言いませんが彼ら世界チャンピオンに黒帯として認められる必要なあります。

基準

私の中での黒帯の基準はこんな感じです。

1.CHECKMATの技術を伝えられるか

2.試合の成績(あくまで参考です。)

3.初心者クラスを任せられるか

4.独立したとしてもやっていけるか、ジムを出すくらいの気概があるのか

5.後輩から慕われているか

6.本部道場に行っても黒帯として認められるか

などです。これらを総合的に判断してきめます。

後悔!

ちょっと前までは50歳を過ぎたら頑張ってる人には黒帯をあげようと思っていましたが、黒帯をあげたのに移籍してしまった方がいました。

本来、黒帯はそのチームを盛り上げ守っていかなければならない存在です。

他の名前で独立するなんてことは基本的にありませんし、ましてやチームの技術を持って他のチームで教えるなんてことはあり得ません。

黒帯になれば一人前ですが、自由になったわけではありません。

習った技術をチーム以外の人に教えたらそれは裏切り行為でしかありません。

そんなこともあり、人を見極めないと黒帯はあげられないのです。

よく黒帯は諦めなかった白帯だとSNSなどで見ますが、一生黒帯になれない人もいます。

続ければもらえるような安いものではありません。貰えたとしても苦労するだけです。

CHECKMATの黒帯は柔術家としてどこに行っても恥ずかしくないようにならなければならないのです。

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