私がブラジルで修業を始めた当時、周りは白帯や青帯が多く、みんなガッチガチだった。
修斗のプロ経験があったので負けはしなかったが、ブラジル人はみな力が強く、私もガッチガチのスパーリングをしていた。
ある日、レオジーニョとスパーリングをするチャンスを得た。全く力を感じず、ふわふわ感にびっくりした。
もっと驚いたのはその後のスパーリングが変わったこと。なんとなくだがレオのような動きに変わったこと。
これはいくらレオのスパーリングや試合を見ても学べないものだと思う。
百聞は一見に如かず
とはいうけれど
これは
百回見ても一回のスパーリングにはかなわないということだ。
私も会員さんとスパーリングするときはレオの柔術を伝えるように動いている。
だからわざと技をかけさせるような手加減はしない。
柔術を体で覚えてもらうために
youtubeなどでは技は覚えられても本質は伝わらない。