アカデミーを10年やってきた。
10年やってわかったこと。
まあ儲かっているわけではないので成功者が語るというわけではないが!
まず立地で道場の方向性が変わるということ。
水道橋で指導しているときは若い子、イケイケの子などたくさんいたが、文京区に移ってからは落ち着いた方ばかりになった。
今は平均40代とキッズが中心である。
道場の方向性も試合志向から楽しんでもらうように変わってきた。
その分、私も丸くなってしまった。
いらないものが多かった。
ジムを綺麗にしようと、貧乏ながら頑張って色々設備投資したが、実はマットとトイレさえあればいいのかなと今は思う。
シャワーは浴びる人が決まっているし、多くない。
アカデミーの立地にもよるけど、あった方が良いが実はなくても問題ない気がする。
更衣室もあったほうが良いがスポーツジムのような立派なものはいらない。着替えられて荷物が置ければ良い。貴重品は預けられるところを作れば良い。
スポーツジムのように知らない人間が出入りする場ではない。仲間で練習しているので簡単なロッカーがあれば良いと思う。
女子更衣室は見えないようにするけど。
事務室も必要ない。
机があれば良い。
電話やファックスもいらない。スマホで事足りる。
宣伝費もSNSを活用すればよい。
いろいろな宣伝をするための業者と契約したが役に立ったことがない。本当に要らない。
個人でやっているんだったらコンパクトにやった方がいいと10年で気づいた。
逆に必要なものは
音楽。
雰囲気を変えたりモチベーションを上げられる。
冷暖房。
最近の夏は死に至る暑さだし、冬だって暖かいほうがいい。
筋トレ器具
自重トレや2人組んでの筋トレなどやり方はたくさんあるのだが筋トレのモチベーションを上げるためにも器具は必要だ。
こんなものかな!!
ジムのデザインも凝る必要はないと思う。
何をしにきているかを明確にすれば余計なものはいらない。
海外のジムや倉庫などを利用したアカデミーは本当に無機質で殺風景だ。
それでいい。
技術で勝負する。
そんなジムが今の理想だ。
PexelsのPaul Baselによる写真