そして最近気づいたのがこれです。
レオジーニョの柔術が独特なことです。
私は白帯からレオに師事しているので気づかなかったのですが、レオの動きは独特でなかなか覚えるのが難しいんですね。
特に格闘技経験者には動きや力の使い方、そしてリズムが違いすぎて覚えられないのです。
また前の格闘技の癖がついているのでレオの動きが理解できないのです。
グレイシー柔術や中井さんの柔術は柔道の動きに似ている部分がありますから柔道経験者や日本人にも分かりやすい動きだと思います。
しかしレオの動きは見ていてもわかる通り、彼独特なんですね。
私はブラジル人はみんなあんな動きをするんだと思っていました。
しかしブラジル人でも、ああいう動きをする人はいませんでした。
世界チャンピオンと多く対戦経験のある私から見てもレオは唯一無二の柔術をします。
正確にいうと弟のヒカウジーニョとレアンドロも同じような動きをするので三兄弟が独特なんです。
彼らはブラジル人の中でも特別なのです。
だから癖が抜けない経験者は覚えられなかったのですね。
他の日本の柔術の先生はこのような独特な柔術を学んできていないので格闘技経験者が来ても何の違和感も感じないのでしょうけど、私はなぜ覚えられないかと常に違和感を感じていました。
これが怒ってしまっていた原因だったのです。
これに気づいたからこそ初心者なのです。