なぜ、格闘技経験のある方の入会を断っているのか?
お話ししましょう。
私がブラジリアン柔術を教え始めて25年ほど経ちます。
教え始めたころは格闘技初心者も経験者も受け入れていました。
数年前までは和道さんは厳しいとか怖いとかよく言われていました。
実際厳しかったとは思います。
怒り始めると和道説教が始まったなどと陰口を叩かれましたし、100人入って101人辞めるジムとまで言われたこともあります。
言ったそいつは裏切りましたが!!
理由としては青帯から教え始めたので舐められたくないというのもあったし、
もともとは空手や修斗など厳しいところで育ってきたのもあったかもしれません。
そして指導力不足でうまく伝えられずイライラしていたのかもしれません。
平和が訪れました。
でもある時気づいたんです。
怒っている人はほとんど格闘技経験者だなと!!
格闘技経験者は癖が治らなくてなかなか柔術をを覚えてくれません。
それどころか、前の格闘技をベースに戦おうとします。
こちらから見たら腕試しに来ているのかな!!としか思えません。
ひどいやつになると
「あれ、俺柔道の寝技は強かったんだけどな!?」
なんて言う奴もいました。
ブラジリアン柔術を習いに来て柔道を試されても!!
そう思うと頭にきてしまうんです。
また、自分の練習に来ているもんですから手加減ができないんです。
初心者にも手加減しないから、これにも頭に来てしまうのです。
スパーリングでボコボコにしても空気が悪くなるし、和道説教をしても周りがビビるし良いことはありませんでした。
だから文京区に移ってから格闘技経験者の入会を断ったのです。
そしたら平穏な日々が訪れたのです。
レオジーニョスタイル
そして最近気づいたのがこれです。
レオジーニョの柔術が独特なことです。
私は白帯からレオに師事しているので気づかなかったのですが、レオの動きは独特でなかなか覚えるのが難しいんですね。
特に格闘技経験者には動きや力の使い方、そしてリズムが違いすぎて覚えられないのです。
また前の格闘技の癖がついているのでレオの動きが理解できないのです。
グレイシー柔術や中井さんの柔術は柔道の動きに似ている部分がありますから柔道経験者や日本人にも分かりやすい動きだと思います。
しかしレオの動きは見ていてもわかる通り、彼独特なんですね。
私はブラジル人はみんなあんな動きをするんだと思っていました。
しかしブラジル人でも、ああいう動きをする人はいませんでした。
世界チャンピオンと多く対戦経験のある私から見てもレオは唯一無二の柔術をします。
正確にいうと弟のヒカウジーニョとレアンドロも同じような動きをするので三兄弟が独特なんです。
彼らはブラジル人の中でも特別なのです。
だから癖が抜けない経験者は覚えられなかったのですね。
他の日本の柔術の先生はこのような独特な柔術を学んできていないので格闘技経験者が来ても何の違和感も感じないのでしょうけど、私はなぜ覚えられないかと常に違和感を感じていました。
これが怒ってしまっていた原因だったのです。
これに気づいたからこそ初心者なのです。
