ブラジル人は技にこだわりがないのかもしれません。
進化
ブラジルで修行した後、久しぶりにレオのセミナーに参加したことがあります。
私:「レオ、この技はあなたにこういうふうに習ったんだけど今習った技は違うんだけど?」
レオ:「今はこういうふうにやるんだよ」
技は常に進化し基本でさえ変わることがあるのです。
基本は本物か?
基本は基本、変わらないものという固定観念が日本人にはあると思いますが、その基本って万人に合っていますか?
子供と大人、ガリガリの人と太っている人、筋肉モリモリの人、手足が長い人、短い人、動きが当然変わってきますよね。
基本に合っている体型の人もいますが、それでは合っていない人は強くなれません。
人を選んでしまいます。
基本の技に合っていない人は才能がないと強くなることを諦めてしまいます。
しかし基本であっても自分に合っているものに変えていけば強くなれるのではないでしょうか?
例えばスパイダーガード、人を選ぶテクニックですよね!!しかし少し変えるだけで例えば手足が短い人でも得意技にすることができるはずです。
グレイシーが柔道を柔術にしたように変えるということは万人が強くなるためには必要なのだと思います。
こだわらない
またレオは多分スパーや練習の中でこの動きの方がもっと使いやすいと思って技を変えたのだと思います。
ブラジル人は技を変えることに躊躇しません。
動画や教則なんかでも以前と違う技を教えているブラジル人ってたくさんいますよね!
ブラジル人はこだわりがなくどんどん技を進化させているのです。
合理性!!
ど素人の人に教えやすいから基本のテクニックは必要だと思いますが、合理性を失わなければ実は形なんてのはどうでも良いかもしれません。
色々なテクニックを習いながらその合理性を学ぶのが柔術だと思います。
形にこだわらず、合理性を追求するべきだと思います。
ブラジル人はこの合理性がわかっているからこそ新しいテクニックをどんどん生み出せるのです。