私の理想は試合に勝つための練習をするのではなく、楽しんで練習していたらいつの間にか強くなっていて試合でも勝てるようになるというものだ。
私の先生、先輩たちがそうであった。
先生のレオジーニョをはじめ、ヒカウジーニョ、コンプリート、テレレ、フィリッぺ・コスタなど世界チャンピオンになった人たちを見てきたが、彼らに試合前の辛さや苦しさ、緊張感などは見られなかった。
あなたたち本当に明日試合?
みたいな感じだ。
当日でも
あれ?試合?エントリーしてたの?
って人もいる。
テレレなんかは世界大会のカテゴリーで優勝してその夜はお祝いでシュラスコをしていた。
試合が終わってくつろいでいるのだろうな!!お疲れ様なんて思っていたら次の日、無差別級に出て優勝していた。
彼らにとっては世界大会でも日常で特別なものではなかったのかもしれない。
練習もそうだ。
遊びにでも行くように練習に行く。
練習も試合も楽しい生活の一部になっていた。
これは特にカリオカ(リオデジャネイロ出身者)の人の話でサンパウロ はそんなことはなかった。
日本人は練習や試合を特別なものとして捉える。多分きつく苦しいものだと捉え、身構えるからだと思う。
カリオカのようにいかないものかと自分を含めて思っている。
練習や試合は特別なものではなく、楽しいものと思ってもらえるようなアカデミーにしていきたい!!
PexelsのC. Cagninによる写真