試合に出たいという白帯の会員さんと話した。
和道
「なぜ試合に出たいの?」
会員さん
「何となく」
和道
「技を知らないうちに試合に出ても意味がないよ」
会員さん
「・・・・・」
和道
「試合に出るんだったら1個か2個使える技を覚えなければならないでしょ」
会員さん
「はい!」
和道
「負けたら出るのがそもそも早かったし、もしその技で勝ってしまったらその人はその技が得意技だと勘違いしてそれしか練習しなくなるんだよ!!」
会員さん
「確かに」
和道
「技なんてものはどれが自分に合っているかわからないから人に決められるものではない。いろいろやっていきながら自分に合っているものを探していくんだ!!」」
会員さん
「そうか?」
和道
「白帯だと相手も1個か2個の技を覚えてくるから先に技をかけた方が強いことになる。早いもの勝ち的な!!」
会員さん
「なるほど」
和道
「勝った方はそれが得意技になってしまうから今後戦う時も大体その技で来る」
会員さん
「そうなりますね」
和道
「相手の出方が分かれば戦略が立てられるよね。しかしレオジーニョのように何でもできる人と戦う時は戦略なんて立てられない。そういう選手になってほしいんだよ!!」
会員さん
「はい」
和道
「相手は得意技があってその技の完成度が80だとする。君はいろいろな技を使うようにするから一つの技だと完成度は20くらいだ。だから最初は勝てないかもしれない。だけどすべての技の完成度が上がってきたら勝てるようになる。なぜなら相手は得意技ばかり練習するから得意技が100になっても他の技の完成度は30くらいだからだ!!戦略をうまくやれば勝てる!!」
会員さん
「ほう!!」
和道
「試合で出るのは良い!!勝てば自信になるし負ければ練習のモチベーションが上がる!!だけどさっきも言ったように試合で勝つために1個か2個の技をやっていくのは弊害でしかない。だから技がまんべんなくできてから試合に出た方がいいよ!!」
会員さん
「はい」
これはあくまで私の考えで他の先生方はどう考えているかはわからないけど参考にしてもらえたらうれしい!!