入会が同時期の会員が2人いるとする。
練習頻度も年齢、体重もほぼ一緒。格闘技経験はない。
入会から一年、1人はスパーリングをしても取られなくなってきた。
もう1人はいつも取られまくっている。
さあどちらが強くなるだろう?
感違い
スパーリングをやっていくと技をかけられない位置や相手の技をかけるタイミングなどがわかってくる。
その経験から少しパワーがあればやられにくくなってくるのだ。
そこで強くなったと勘違いしてしまう。
やられなくなった会員はやられなくなってきたけど上手くはなっていない。
技は2〜3しかできない。
守る方法を知ってしまったからやられにくくなっただけなのだ。
技を試す

それに対してやられまくる会員は素直に技をかけている。技も多い。
しかし技を試すからこそ穴が多くなってやられたり先輩にはカウンターを食らってしまったりしている。
今は弱いけど経験値を多く積んでいる。
やられない会員はパスガードの攻防で終わってしまうのに対し、やられてしまう会員は多くのポジションを一回のスパーリングで経験している。
さあどちらが強くなるだろう。
わかるよね?
こんな人は要注意!!
数年後強くなってるのはやられまくっいるほうだ。間違いない!!
白帯のうちからやられないことを覚えてしまうと色々なポジションでの技を覚えられない。
駆け引きのある合理的な柔術も覚えられない。
結局、ガチなスパーリングしかできずに一つか二つの得意技で勝負するような人間になってしまう。
それでも試合で勝てるようにはなるが早い段階で頭打ちになる。
大体勝ち負けにこだわるタイプや負けず嫌い、自信家は気をつけた方が良い。
白帯なんだからやられても恥ずかしくないし、やられたほうが覚えるという感覚でやらないと伸びしろが少なくなってしまう。
白帯はやられてなんぼ!!