30年近く指導してきた中で力を使ってしまうシチュエーションや力を使ってしまう人についてまとめてみました。
力を使ってしまうという方はぜひ参考にしてください。
1.テクニック
柔術のテクニックはより合理的により力を必要としないようにできています。
力を使ってしまうということはテクニックが
✔︎テクニックが間違っている。合理的ではない。
✔︎相手がその技に気付いて守っていても強引にかける。
✔︎タイミングがあっていない
等が考えられます。
合理的
テクニックは合理的に納得の行くものを使うべきです。
納得がいかなかったら自分に合うのように合理的にアレンジすることも必要だと思います。
150cmの人と180cmのひと、50kgの人と100kgの人が同じテクニックというのはおかしいはずです。
自分なりに合理的に技を変えるのも必要だと思います。
技は変える
相手に気付かれて守ってきたら技を変えましょう!!だって気付かれているんですから
タイミング
タイミングが一番難しいですよね。
これは先輩や先生とたくさんスパーして体で覚えるしかありません。
動画を見てもこれは教えてもらえませんから!!
2.技を知らない
特に白帯の方はテクニックの数が少ないので技と技が繋がらず流れるような動きができません。
わからないところを自分の考えでやってしまいます。
しかしここでタイプが分かれます。
1.子供や女性、非力の人なんかは知らないところは何もしません。習っていないのでできないのです。しかし
2.格闘技経験があったり体力に自信のある人は強引に何かをします。
1の何もしない人はやられるがままになってしまいます。だからこそテクニックの必要性を知るのです。
2の方は無理矢理動く人が多いので怪我につながるかもしれません。
そして何とか逃げられたり技がかかったように見えてしまうのでテクニックを使わなくなってしまいます。
だから格闘技経験者や体力のある人は自分が初心者だということをしっかり頭に置いて学ぶべきです。
チームによって
仕事などで転勤になって数年ぶりに帰って来る方もいます。
昔はすごく柔らかい動きをしていたのにガチガチになってくる方もいます。
チーム全体が柔らかい動きだと動きが柔らかくなってきますが力を使うチームで練習すると固くなってしまうことがあります。
みなさんの身近にも他のジムから戻ってきたら動きが変わっていたという人がいるのではないですか?
環境が動きを変えます。
いかがでしょうか?
参考になりましたか?
力を使う人の特徴として負けず嫌い、プライドや自信がある人が多いです。
柔術を習うのにそういったものは上達の妨げにしかなりません。
それが一番大切だと思います。