ブラジルに行かなかったら分からなかったこと多くある。

そのひとつが帯の昇進。

ブラジリアン柔術には試験がない。

先生が帯の昇進を決める。明確な指標がない。

私は青帯の時に世界で3位になった。

次の昇進には紫に上がるものだと思っていた。

しかし、先生のファビオは私の名前を呼ばなかった。

残念だったが今先生という立場になってよくわかる。

試合では結果を残したが技術的にまだまだだったのだ。

私は修斗でプロだった。その貯金で結果を残せたにすぎない。

それをファビオが評価したのだと思う。

当然だといえば当然だ。

だから何となく帯の基準が私にはある。

試合で勝ったら帯をあげる道場も多いが私には基準があるからちょっと厳しい。

特に黒帯は結果ではない。人に教えられるか、チームのことを考えているかなども考慮される。

茶帯までとは大きく違う。

昔、黒帯は選手の黒帯と教えられる黒帯がいると聞いたことがある。

若くて強ければ早いうちに黒帯に挑戦させたいが年齢がいった人には人に教えられることが重要になる。

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