暴れる人、暴れない人

by checkmat tokyoin 和道ブログon 投稿日:

昔は格闘技経験者も多く入ってきましたので

入会してすぐにスパーリングを始めていました。

今は格闘技未経験者ばかりなので基本的な技を

覚えてからしかスパーリングはしません。

スパーリングをすぐに始めていた頃は

暴れる人が多くいました。

今の人達はほぼ暴れません。

格闘技未経験ということもありますが

どうもそれだけではないようです。

手段！！

例えば押さえ込み(柔道の押さえ込みと同じ)

から逃げるときに柔術を知らない人は力ずくで

暴れまくって逃げようとします。

彼らにとって目的が逃げることだけなのです。

しかし柔術を習った人は習ったテクニックを

やろうとします。

目的が逃げるための手段(テクニック）なのです。

喧嘩

喧嘩と格闘技の違いも同じです。

喧嘩で殴り合う時は殴ることが目的です。

目的は殴ることなので当たればいいから振り回します。

だから暴れる。

しかし格闘技を習うと防御をして相手を疲れさせたり

相手の隙を狙ったりガードを下げさせたりと

目的が手段になるわけです。

喧嘩になったときに真っ先に頭に浮かぶことが

殴るか手段なのかの違いなのです。

喧嘩と格闘技の明らかな違いは直接目的を

果たそうとするか手段を使って目的を果たすかです。

そしてその手段(テクニック）を使うことによって

相手より力や体力を使わずに勝つことができます。

暴れるわけ

すぐにスパーリングに入っていた時代は入会者は

テクニックを知らないままだったので

目的が押さえ込むことでした。

そこに手段がないから無理やり動き暴れて

いたのです。

手段(テクニック）を知っていれば真っ先に頭に

浮かぶのは習ったテクニックです。

だから今の会員さんは暴れることがなくテクニックを

真っ先にやろうとするので暴れないのです。

寝技は

特に寝技は手段を知らないと全く逃げられません。

逃げようともがけばもがくほど体力を失ってきます。

疲れはてれば勝つのは手段(テクニック）を

知っている方です。

ラッキーパンチはあるかも知れませんが

ラッキーで寝技で勝つことはほとんどありません。

相手が手段を知らないからこそ寝技は強くなれるのです。

あばたも始めませんか？

手段（テクニック）を知っていれば暴れることはなく

合理的なテクニックで力に頼りません。

だから怪我も少ない。だから無理なく長く続きます。

長く続ければ嫌でも強くなれます。

もしブラジリアン柔術に興味がありましたら

ぜひ始めてください。

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