試合はチーム対抗戦です。
世界大会でも国別対抗戦ではなくチーム戦になります。
各カテゴリーの上位3位までにポイントが入りその合計で団体優勝が決まります。
カテゴリーは体重10階級、帯別で5階級で50階級。それに年齢 性別が入ってきますから1大会で700近い階級で試合が行われます。
ですからチームでの参加人数が多ければ多いほど有利になるのです。
端から大きい団体が有利ではないかと思うかもしれませんが、
ブラジリアン柔術ではアカデミーの経営力というのもチーム戦には影響するのです。
また、各カテゴリーには基本的にチームからは2人しか参加できません。
そして2人とも決勝に行くと試合をしないでどちらかが勝ちを譲ります。
チーム同士を戦わせないというブラジル人の考え方が表れています。
柔術にはバーリトゥード(MMAの原型、目つぶし以外何でもあり)の名残があります。
殺し合いのような戦いをしてきた歴史から仲間とは試合を避けるのです。
試合をすることを前提にしてしまうと試合前に仲間同士で良い練習はできません。
また遺恨を残してしまうと練習環境が悪くなってしまいます。
このシステムは私は良い事だと思っています。