大人と子供、礼儀の問題

私はブラジルで修業してきたのでなるべくブラジルと同じ環境で練習を行いたいと思っています。

テクニックや練習方法はもちろんですが入退館時の握手などもブラジルに合わせています。

初心者だけしか入会できないジムにしたのも武道や格闘技の上下関係や礼儀を押し付ける人が入会できないということもあります。

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ブラジリアンタイム

ブラジルには礼儀で抑えるということはほとんどありません。

暗黙の了解としては先生やインストラクターには従う。年齢関係なく帯が上の人が優先だったり先輩だったりするくらいで、特にこうしろということはありませんでした。

また、ブラジル人は時間におおらかでブラジリアンタイムと言われるくらい時間にルーズですがアリアンスサンパウロのファビオ・グージェウは時間に厳しかったのを覚えています。

日本人は

日本人は上下関係がしっかりしていますし、ほとんどの人が時間に遅れることはないので礼儀などなくてもよいと思っていました。

しかし・・・

礼儀

礼儀のないことのメリットは委縮しないことです。

礼儀がなっていないと怒られることがなければもっと自由にできますし、自由な発想も出てきます。

柔術は発想が重要ですから礼儀で型にはめるのが一番よくないと思っています。

しかし日本人の多くは自由だと逆になにもできなくなってしまうのです。

指示がないと動けない人が多い。

型から外れることを怖がりますし、間違ったら怒られるというのが染みついています。

自由は日本人にとって一番難しいことなのかもしれません。

それが柔術に出ている。

技を崩さないように技を完璧にしたがります。

これでは発想力のあるブラジル人のような柔術は生まれません。

日本人にブラジル流で教えるのは結構難しいところがあります。

 

子供は

子供は逆に武道を学んでいたり学校や家庭が厳しかったりしないと礼儀などは持ち合わせていません。

大人と違いブラジルと同じような環境で出来るのですがここでも問題があります。

遅刻する子や練習中に遊んでしまう子がいるのです。

こういうことが重なると武道の道場のように礼儀作法を教え、ガチガチに型にはめた方が指導する方は楽です。

しかしそれでは自由な発想がなかなか生まれなくなってしまいます。

ここが一番難しいところですね。

大人は礼儀が抜けない、子供は自由すぎると遊んでしまう。

ブラジル流で教えたいですがここは日本です。

どうしていくべきかこれからの課題です。

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