今から柔術を始めようと思っている方には申し訳ないのですが、私が始めたころはあなたたちが想像できないくらい柔術は神秘的で面白かったのですよ。この話を聞いたらうらやましくなると思います・・・
私が柔術を始めようと思った時に知っていた情報は
✓UFCの初期にグレイシー柔術が大活躍したこと
✓寝技で相手に勝つこと
✓マウントポジションがすごいこと!!
✓スリーパーが得意なこと
くらいでした。
ほぼ謎だらけで神秘的な格闘技だったのです。
それはグレイシー一家にしか教えない、門外不出な格闘技だと思っていました。
北斗の拳のようにです・・・
日本にはUFCの情報以外はほとんど入ってきませんでした。
ネットなどなかった時代ですからたまにTVで流れる映像や雑誌からしか情報を得られません。
習いたいのに情報がないのです。
今のようにYoutubeを見ればテクニックが流れてくるわけではありません。
やりたいのにできないということほど欲求を強くするものはありません。
謎を解き明かすためにちょっとした情報を集め、パズルのようにつなげていくのですからこれが面白いのです。
修斗をやっていた時に一つのビデオテープが回ってきました。
それは某作家さんがブラジルでグレイシー柔術を取材した時のビデオです。
映りも裏ビデオのようでしたが(取材用ですから)グレイシーオタクになっていた私にはそれと匹敵するくらい貴重なものでした。
本場の映像が映し出されるわけです。練習風景や試合の映像なども。
初めて見る練習風景には感動しました。
しかし、それを見て映像だけではわからないことが逆に増えてしまったのです。
そのもやもやを晴らすためにブラジルに行くことになるのです。
そしてブラジルで今までのもやもや疑問を一つ一つ解明していくことになるのです。
冒険映画のように・・・
これは私たち柔術黎明期の人間しか体験できなかったことです。
ちょっとはうらやましくなったでしょう!?
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