懐かしのプラモデル

今日から長期休暇に入る方が大勢いると思う。僕のクライアントもほとんどの方が休暇に入り、僕の仕事も再来週までお休み。通常なら家族と旅行に行ったり、道場の合宿、飲み会やらで楽しい休暇の始まりなのだが、昨年に引き続き、今年もいよいよやることの無い休暇、失われた夏休みになってしまった。いや、本当にやることがない。このような状況はある程度予測も出来ていたので、時間潰しにでもなればと、車のプラモデルを購入しておいた。箱を手にしたのはおそらく40年ぶりくらい。

早速箱を開けて中を覗いてみると、プラスチックでできた細かなパーツが箱ぎっちりに詰まっていた。思わず「懐かしい~」と手に取って眺めながら、急に幼少のころを思い出した。かなり断片的ではあるけれど。

スーパーカーの消しゴム、ウルトラマンの怪獣スタンプ、デコレーションされた自転車、ガンプラやドーナツ盤。このあたりまではフツーの少年と同じ楽しみ方をしていた。10歳くらいかなぁ。そしてある日、たまたまテレビで放映されていたプロレスに衝撃を受け、瞬く間に虜になった。コミックはあしたのジョーを買い集めて、映画はアクションを観るようになり徐々に格闘技っぽいものに憧れ始め、小5年生、夏休みの宿題の工作では本棚を壊してヌンチャクを作ったのを強烈に覚えている。

中学生になっても歯止めはきかず、バスケ部に所属しながら、練習後に友達とドロップキックの練習をしたり、父親に頼んで庭に巻き藁を立ててもらったり。。。高校に進学すると同時に空手道場に入門。気がつくと頭の中は格闘技一色になっていた。机の中には教科書のかわりに格闘技通信。この時のツケがまわって大学受験で二浪もしてしまったが。。

それから30年後。いまでも格闘技がやれている。抜群に素敵な仲間が集う真っ赤な道場で。そして、そんな自分はつくづく幸せだなぁと、道場の練習が再開されるのを心待ちにしながら、そっと、プラモデルの箱を閉じた。おそらく完成することはないであろう。そもそも、プラモデルが苦手だったことも思い出した。。。。

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